【さや香】名前の由来が新山の初恋の人説はウソ!! もう1つの候補だったのは『リンゴの唄』!!?

さや香の漫才をしている写真 舐めの由来を解説する記事の表紙画像 サ行
さや香の名前の由来3説の真偽の徹底調査と解説。ボツにたった候補の紹介!!

※この記事は2024年3月に更新しました

2015年の3回戦進出から、年々着実に順位を上げてきている『さや香』。

M-1グランプリ2023では、1本目のネタを終え単独1位だったものの、決勝2本目でボケ・ツッコミを入れ替え、斬新なネタで話題となった『見せ算(みせざん)』を披露したところ、観客や視聴者に理解できない人が続出して急失速!!

またも優勝を逃してしまいましたが、実に”さや香らしさ”が際立った勝負だったのではないでしょうか?

そんなさや香の一風変わったコンビ名の由来について徹底調査し、実は3つ存在した由来の説とその真偽、名前決めの際のボツになった候補などを完全解説していきます!!

■M-1グランプリ公式サイト

M-1グランプリ2023決勝の結果はこちら↓↓↓

コンビ名(記事へのリンク)
優勝令和ロマン
準優勝ヤーレンズ
3位さや香
4位マユリカ
5位真空ジェシカ
6位カベポスター
7位モグライダー
8位ダンビラムーチョ
9位シシガシラ
10位くらげ

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名前の由来が新山の初恋の人説は嘘!!

さや香・新山さん、石井さんの写真
金髪の新山さん
金髪に髪を染めた新山さん、腕を組んで顔をしかめる石井さんによるさや香・新山さん(左)、石井さん(右)の写真

M-1グランプリ2022、2023と2年連続で決勝進出を果たし、一躍その名が世間に知られることとなった『さや香』。男性漫才コンビの名前が女性の名前である『さや香』というのは、非常に珍しいですよね。

珍しいコンビ名なので由来を聞かれた際に、一時期ツッコミ担当の「新山さんの初恋の人の名前」と答えていたことがありますが、これは真っ赤な嘘で新山さんの作り話でした。

ご本人たちは由来についても面白いエピソードとしてこの話をしていたようですが、答えている内に周りに引かれることが多くなり、当時から使っている出囃子の曲が偶然にも恋愛を引きずる内容の歌詞だったため「意味深だ・・」と変な印象を抱かれることが多くなったため止めてしまったんだそう。

さや香・新山さん、石井さんの写真
若い頃のフレッシュ感に溢れたさや香・新山さん(左)、石井さん(右)

出囃子は山本彩(やまもとさやか)さんの『愛と悲しみの時差』という曲です。歌詞を読んでみると、確かに失恋でかなりのダメージを受けて傷心が描かれていますが、曲調はアップテンポで立ち直るために自分を奮い立たせようとする心情を表現しているような楽曲です。

出囃子の曲をこの曲にした由来については不明ですが、おそらく「さやか」という名前繋がりで選曲されたものと思われます。見た目がスタイリッシュで洒落が利いたさや香の芸風に不思議なほどマッチしています。

愛と悲しみの時差

長い髪を切ったあの日
あなたは部屋を出てった
風が少し肌寒くて
コートの襟を合わせた

携帯の留守電なんか
聴かないわ
未来のない 愛の炎は
消えればいい

なんて 割り切っていたのに
街の景色が滲む
こんなよくある出来事に
なぜか 整理がつかない

自分 見失うくらいに
何が悲しいのかな
それなら それでもいいって
さっきは思っていた
愛を その後知った

高いビルの下を歩く
私は空を見上げる
ずっと忘れていたものを
ようやく思い出したの

サヨナラとはっきり言えば
楽だった
その傷口見たくないから
ほうっておいた

どんな 強がっていたって
今も 愛してること
ちゃんと向き合うことでしか
前に 進めないと思う

もっと 涙流した方が
すべて 終わりにできる
私は弱くていいんだ
ようやく思えて来た
愛を 学習したわ

なんて 割り切っていたのに
街の景色が滲む
こんなよくある出来事に
なぜか 整理がつかない

自分 見失うくらいに
何が悲しいのかな
それなら それでもいいって
さっきは思っていた
愛を その後知った

引用元:musixmatch

山本彩 『愛と悲しみの時差』

山本彩オフィシャルファンクラブ【SYC】

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もう1つの候補だったのは『リンゴの唄』!!?

1945年にリリースされた並木路子さんの『リンゴの唄』 レコードジャケットの画像
1945年にリリースされた並木路子さんの『リンゴの唄』 レコードジャケット

さや香のお2人が『さや香』というコンビ名に決める前、実はもう一つ有力な別の候補がありました。

それが『リンゴの唄』でした。

リンゴの唄」(リンゴのうた)は、1945年の日本の楽曲。並木路子、霧島昇(霧島の共唱はオリジナル版のみ)によって発売され、日本の戦後のヒット曲第1号となった楽曲。作詞はサトウハチロー、作曲は万城目正。編曲はオリジナル版が仁木他喜雄、並木のソロ歌唱によるステレオ録音版が松尾健司。

第二次世界大戦敗戦後の日本で戦後映画の第1号『そよかぜ』(1945年〈昭和20年〉10月11日公開、松竹大船)の主題歌及び挿入歌として発表された。なお、『そよかぜ』は並木が主演を務め、霧島も出演している。

リンゴの唄 – Wikipedia

名前の由来は、個性的な名前であることと、戦後一番の流行歌であったこと、二人とも椎名林檎さんが好きだったことから考案されました。『リンゴの唄』は戦後のヒット曲第一号として、戦争で疲弊した人々を元気づけたという歴史から「自分たちの漫才でみんなを元気にしたい」という想いも込めてのことでした。

椎名林檎さんの写真
黒髪オカッパヘアと真っ赤な衣装のシンガーソングライター椎名林檎さん

椎名林檎オフィシャルサイト : SR猫柳本線

しかし、周囲の同期に「リンゴの唄にしようと思う」と新山さんが言ってみたところ、「もうちょっと考えた方がいいんちゃう?」と疑問視する意見が多かったため、新たな案を検討することにしたそうです。

このコンビ名について石井さんは「むっちゃシュールなコントしそうだよな、『リンゴの唄』」と笑っていました。

■女性自身『恋愛相談も引く手あまた?! M-1ファイナリストの実績持つ若手コンビ「さや香」』

『リンゴの唄』も今となっては悪くなかったような気もしますが、覚えやすさで言えばやはり圧倒的に『さや香』の勝ちですね。響き的に『爽(さわ)やか』という言葉とも似ていて、女性の名前ですがいやらしさや気持ち悪さを微塵も感じないところも不思議です。

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実はもう1つあった名前の由来『刀の鞘(さや)』説

さや香・新山さん、石井さんの写真
カメラ目線で驚いた表情を浮かべるさや香・新山さん(左)、石井さん(右)

さや香のお2人は2019年に週刊誌『女性自身』から名前の由来についてインタビューを受けた際に、新山さんは「コンビ名は侍の刀から。昔は刀を入れる『さや』が高級かどうかで、武士の位が分かったみたいです。そして『さや』の香りの強い弱いが武士同士は分かる、っていう意味から『さや香』と付けました。」と語っています。

しかし、これも嘘!!

というのも、新山さんのこの発言直後に石井さんが「お前の初恋の人の名前や!」とツッコミを入れています。

それを受けて新山さんは「…ってギャグにしてます(笑)。」と訂正。

芸人さんは何につけてもボケるものですから、いつまでも本当の由来を教えてくれなかったりしますが、新山さんも2つも説を創作していたんですね。

■女性自身『恋愛相談も引く手あまた?! M-1ファイナリストの実績持つ若手コンビ「さや香」』

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【さや香】本当の名前の由来・名付け親は??

さや香・新山さん、石井さんの写真
M-1グランプリ2022 エントリー写真のさや香・新山さん(左)、石井さん(右)。キャッチコピーは「熱血リベンジ」

ここからは、『さや香』の本当の名前の由来について解説します。

『さや香』という名前を考案したのは、実はさや香のお2人ではなく、名付け親は同期の橋本拓也(元・スーパーノヴァ)さんでした。

スーパーノヴァのプロフィールページ 【さや香】コンビ名の意外すぎる由来!?本名と芸名は?同期芸人は「オズワルド」
スーパーノヴァのプロフィールページ

出典:吉本興業株式会社

本当の由来は、「ひらがなと漢字1文字による女の子の名前のコンビ名は見たことがない」という事と、「さや香」という響き(イントネーション)が良いということで命名されました。

結局コンビ名については、さや香のネタを新山さんが書いていることもあり、新山さんが独断で決めたそうですが、当初は相方の石井さんに「『リンゴの唄』にしよう」と話していたそうで、それを急遽相談無く変更して提出していたため、石井さんはそれがネタなのかどうかも分からず何度も聞き返したそう。

さや香・新山さん、石井さんの写真
コンビ名を『さや香』にしたと報告する新山さん(左)と、それに驚いて何度も聞き返す石井さん(左) ※イメージ

しかし、今となってはインパクトがあり非常に覚えやすい『さや香』というコンビ名は大正解でしたね!

コンビ結成当初は舞台の出番で登場すると観客はザワザワしたそうですが、「覚えやすい」という意見が多かったことから、2024年3月現在までの約10年間コンビ結成から一度も改名することなく『さや香』というコンビ名で活動されています。

ちなみに、『さや香』の名付け親の橋本拓也(元・スーパーノヴァ)さんは、2024年3月時点ではすでに芸人を引退し、アイドルグループ『Berryz工房』のセンターを務めた菅谷梨沙子さんと2017年に結婚し、翌2018年にはお子さんにも恵まれています。

アイドルグループ・Berryz工房の写真
ハロプロのアイドルグループ・Berryz工房 ■Berryz工房オフィシャルサイトより

■Berryz工房オフィシャルサイト

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さや香のプロフィール・前のコンビ名をすべて紹介!

さや香・新山さん、石井さんの写真
一眼レフでノリノリで自撮りする金髪の新山さん(左)と、それを冷めた目で見つめる石井さん(右)

2014年4月1日でコンビ結成10周年を迎えるさや香。お互いに「同期の中の余りもの」と自称する、3歳差の同期の新山さん、石井さんによって結成されました。

しかし、蓋を開けてみれば結成わずか4年目の2017年にM-1グランプリ決勝進出を決め、2022・2023年には2年連続の決勝進出も果たし、優勝こそ逃したものの、2022年は準優勝。2023年は「見せ算」のネタが大きな話題となりました。

そんなさや香のお2人のプロフィール、さや香結成前にそれぞれ組んでいたコンビ名や相方についてご紹介していきます。

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新山さんのプロフィール

さや香・新山さんの写真
セクシーだと話題になっているさや香・新山さん
芸名新山(にいやま)
本名新山 士彦(にいやま のりひこ)
生年月日1991年10月17日
身長177cm
体重77kg
血液型B型
出身大阪府東大阪市
趣味恋愛相談、阪神タイガース
特技勉強、スポーツ、恋愛マスター
事務所吉本興業
芸歴13年 NSC大阪校34期生(2011年入学)
担当ツッコミ ※ネタによってはボケ(向かって左)

新山さんの旧コンビの名前は『ボブリーベルト』『パリ』『オリオン』

若い頃のさや香・新山さんの写真
カフェでドリンクを飲む、まだオリオン時代のさや香・新山さんの貴重なワンショット写真

新山さんは『さや香』結成前、『ボブリーベルト』→『パリ』→『オリオン』という3つのコンビ結成・解散を経験しています。新山さんはデビュー当時から周囲に高く評価され、多くの同期からコンビ結成を望まれていたそうです。

残念ながら活動期間も短く10年以上前の活動時期もあり、ボブリーベルト、パリ時代の情報はほとんど残っていませんが、おそらくボブリーベルト時代のものだと思われる新山さんがまだNSC時代のコント映像がありました。

パリ時代の相方は『あそ(阿曽沼)』さんという芸人さんで、あそさんはその後の2013年2月1日に『リルガーデン』というコンビを相方のやまCさんと結成しましたが、そちらも2018年11月30日に解散し、同時にお笑い芸人も引退しています。

パリ時代に新山さんの相方だった元・リルガーデン阿曽沼さんの写真
パリ時代に新山さんの相方だった元・リルガーデン阿曽沼さん

パリは新山さん・あそさんのスタイリッシュな見た目と、ネタの完成度が高いことから同期の間で非常に高い評価を受けており、解散を惜しむ声も少なくなかったのだとか。

次に新山さんが結成したのが『オリオン』というコンビで、相方は2024年3月時点で『ファイヤーサンダー』で活動している﨑山祐さんでした。

ファイヤーザンダー・崎山さん、こてつさんの写真
オリオン時代に新山さんの元相方だった現・ファイヤーザンダーの﨑山祐さん

コンビ解散後は、2015年にさや香がM-1グランプリ決勝進出を果たしたことで、元相方の新山さんをライバル視していた﨑山さんは「すごい悔しかった」と、のちにファイヤーサンダーとしてABCお笑いグランプリ優勝した際のコメントで語っています。

■朝日放送テレビ 第39回ABC終わりグランプリ2018

ファイヤーサンダーは「キングオブコント2023」でファイナリストになったことも記憶に新しいのではないでしょうか。元相方の新山さんに負けじと﨑山さんを擁するファイヤーサンダーも猛追しています。

また、新山さんが所属する吉本興業の先輩である『ジャルジャル』後藤さんに顔が激似だということは有名ですが、ジャルジャルのYouTube動画に、オリオン時代のに新山さんがゲストとして出演していました。

ジャルジャル後藤さん さや香石井さん 【さや香】コンビ名の意外すぎる由来!?本名と芸名は?同期芸人は「オズワルド」
似ていると噂のジャルジャル・後藤さん(右)、さや香・新山さん(左)
ジャルジャルのショボショボ動画にゲスト出演するオリオン時代の新山さん

■【ジャルジャル】コンビ名の意外すぎる由来!?本名と芸名は?同期芸人は「銀シャリ」

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石井さんのプロフィール

さや香・石井さんの写真
ダンスが得意で新山さんの3歳年上のさや香・石井さん
芸名石井(いしい)
本名石井 誠一(いしい せいいち)
生年月日1988年5月28
身長168cm
体重65kg
血液型B型
出身大阪府大阪市
趣味ダーツ、ボーリング、カラオケ
特技ダンス
事務所吉本興業
芸歴13年 NSC大阪校34期生(2011年入学)
担当ボケ ※ネタによってはツッコミ(向かって右)

石井さんの旧コンビの名前は『ハナガタ』

ハナガタ時代の石井さん(右)、井山さん(左)の写真
賞金を手にポーズを決めるハナガタ時代の石井さん(右)、井山さん(左)

石井さんはNSC時代に『ハナガタ』というコンビを組んでいました。

ハナガタ時代の石井さん、井山さんの写真
ハナガタ時代の石井さん(下)、相方・井山さん(上)のプリクラ写真(左)と、ファミレスで撮影された井山さんの写真(右)

残されている情報は少なかったものの、石井さんの相方は井山寿朗さんという芸人さんで、コンビの写真も残っていました。ハナガタ解散後、相方の井山さんは元・ポテトコックのてっさんという相方と『アンジェラ』というコンビを結成して東京に進出。

アンジェラ・井山さんの写真
パリを解散をてアンジェラを結成した当時の井山さん

2015年にはコンビ名を『ビアンカ』に改名して活動を続けるも、翌2016年10月にコンビを解散。井山さんは同時にお笑い芸人も引退されました。

また、若かりし頃の石井さんはこんな人との2ショット写真も残っています。

ハナガタ・石井さん、見取り図・リリーさんの写真
2013年 ハナガタ時代の石井さん(右)、見取り図リリーさん(左)
見取り図リリーがリリー・フランキーと初対面 これからも名乗り続けていいか確認(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース
「見取り図じゃん」(テレビ朝日系)で本日12月4日(月)深夜放送回から「3週ぶち抜き2大初対面SP」と題した企画が展開される。これは東京進出して約2年が経つ見取り図の2人が、それぞれ大きな影響を与え

見取り図リリーさんもお若いですよね!

■【見取り図】コンビ名の意外すぎる由来!?本名と芸名は?同期芸人は「さらば青春の光」

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まとめ

人気急上昇中の『さや香』の名前の由来や、過去のコンビ情報についてご紹介致しました。

  • 『さや香』名前の由来は、新山さんの初恋の人からとった説は嘘
  • もう1つの名前候補は『リンゴの唄』だった
  • 『さや香』名前の由来は、侍の刀の鞘(さや)の香から説も嘘
  • 『さや香』名前の由来は、響きの良さから付けた。名付け親は橋本拓也(元・スーパーノヴァ)
  • 新山さんの旧コンビ名は『ボブリーベルト』『オリオン』『パリ』
  • 石井さんの旧コンビ名は『ハナガタ』

すでに3回M-1グランプリ決勝進出を果たしているさや香。今年こそは優勝を掴み取ることができるのでしょうか?そして、そのネタは『見せ算』の進化系ネタなのでしょうか?

今後のさや香かた目が離せませんね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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